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今回の施主は、料理研究家の山中裕美様。
料理雑誌「エル・アターブル」や「アテス」などをはじめ、
幅広く活躍されています。
また、自宅マンションで主宰されている、お料理教室も大変好評です。
(ご案内は末尾)
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After
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リフォームにあたり、ご要望は使いやすさと収納力はもちろんのこと、オーブンの温度、庫内の広さ、4口のクックトップ・・など専門的な内容でした。 |
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しかし、どれも決してプロ仕様の厨房機器ではありませんでした。
後ほど知ったのですが、教室のコンセプトが「一般家庭にある設備を使いながら、プロのお料理ができる」というものだったのです。
厨房用機器がプロ仕様では、「生徒さんが教室で覚えた内容を、自宅で実現できませんね。それでは意味がないと思ったんです」
(山中様・談) |
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↓Before
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キッチンはマンション角部屋。壁が斜めになっていてデッドスペースが出来ていました。 |
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収納量も不足していました。
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そこで、山中様の作業動線と動作域を検討した結果、この「斜め壁を活かす」というプランが出てきました。収納量や設備機器の使い勝手・給排水の安全性(マンションでは共用部分からの制限があるため設備配管に注意が必要です)を考慮し、シンク位置を反転させることとなりました。
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数ミリ単位での設計に施工・・・妥協なき工事風景です。
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お鍋、お皿類はすべて引き出し内に収納されるよう、計画しました。
オーブンは、性格の違う機種を2台(1台は国産、もう1台はイタリアのイルベ社)いれました。
ケーキ・お菓子の時は温度設定が細かくできる国産の方を、また大胆なお肉料理にはもう一方
のオーブンを使用されます。
キッチン、シンク、オーブン、クックトップ、収納、・・・山中様と二人三脚、検討に検討
を重ねて、完成しました。キッチンはトーヨーキッチンを使用しました。
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写真右端が、料理研究家・山中裕美様
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山中様から「お世話になったので」とリフォームに関わったメンバーがお食事会に招かれました。本当にありがたい事です。
料理研究家の料理によるパーティーです。料理のインパクトと美味な驚きとが交錯し、夢見心地なひと時を過ごせました。
(こういう事があるから、この仕事はやめられない・・・笑) |
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お客様の声:
「何と言っても、斜めの壁を活かしたのは正解。使い勝手もいいですし、広くなった気がします」
「今回のリフォームは仕事場であるキッチンについての大事業。終わってみて『ここはもう少し低い方が良かったかな?』とか次の希望は出てきますね。全体として限られた工期と、予算を上手くまとめてくれたと思う。満足してます」
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